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October Activities in Normandy

French in Normandy


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おなかのお祭り (La fête du ventre)

La fête du ventre(フェット・デュ・ヴォントル)というのを日本語に直訳すると、「おなかのお祭り」となります。

1930年代のお祭りを現代に復活させて今年で17回目となる、おなかのためのグルメなお祭り、毎年150ほどの食べ物を扱うスタンドが、ジャンヌ・ダルク広場を中feteduventre-normandie-actu-3心に集まります。ノルマンディーの名産品(カマンベールやヌシャテルなどのチーズ、リンゴのお酒シードル等)から、フランス全国のもの(エスカルゴ、カスレ(豆料理)やシュークルート(アルザス地方の名産、キャベツの塩漬け料理)、地元の新鮮な野菜や果物などなど、並んでいるものは、どれだけ見ても足りません!

有名レストランのシェフが、ジャンヌ・ダルク広場の特設ステージに集まり、お料理のデモンストレーションをしていたり、路上コンサートが行われたり、写真の展示会など様々な催し物もあります。

私もこのお祭りに行ってきました。例年のごとく、人で賑わっていて、午後は、道を進むのも大変でした!人々はみんなバーに集まり、地ビールを飲んで楽しそうに話していました。

私は個人的にですが、ヘーゼルナッツのはちみつと、イチゴをはちみつで煮込んだソース、また、ノルマンディー名産でもあるキャラメルを購入しました。

熱々のクレープに、チョコレート専門店のホットチョコレートにも舌鼓を打ちました。

全てが美味しくて、一年に一回と言わず、定期的に行ってほしいイベントです!

CoquillesStJacques

ノルマンディーホタテ祭りLa fête de la Coquilles St Jacques)

ノルマンディーは、ホタテ漁でフランス一番を誇るらしく、毎年ノルマンディー各地でホタテ祭りが行われます。今年は5都市で開催され、海の幸のお料理教室、魚の燻製デモンストレーション、船内見学や、漁師さんから直接魚を購入したりできimg_4407るそうです。

私自身このお祭りのことは初めて知り、行ってきました!

私が行ってきたのは10月29日、30日にヴィレール・シュール・メールという、観光地ドーヴィルからすぐ近くの町で、普段は静かな町なのですが、この日はたくさんの人で賑わっていました。(小さな町なのですが、中心街は、歩けないぐらい人で溢れていました!)

ホタテの量り売りだけでなく、その他グルメなもの、ノルマンディーだけではないフランス地方の名産品のお店などもありました。

プログラムの中には、有名レストランのシェフのホタテを使った料理のデモンストレーション、のちテイスティングなどもあり、とても面白そうでした。(もちろんチケットは即完売でしたが・・・)メニューを見る限り、本当に美味しそうで、参加できず残念・・・
Etretat

エトルタ、フェカンへのエクスカーション(Sortie à Etretat et Fécamp)

10月8日のエクスカーションは、モネの絵画で有名なエトルタ、そして隣町のフェetretatカンでした。お天気は曇りでしたが、ノルマンディーは10月、11月は雨季と言われており、雨がよく降るこの時期に、雨が降らずに遠出ができたのは、喜ばしいことなのです!

エトルタを満喫した一行は、そのままフェカンへ!

この町の名産は、ベネディクティンと呼ばれるお酒で、1510年にフェカンの修道院で作られたのが発祥だとされています。27種類のハーブが使用されており、レシピが存在する最古のリキュールとも呼ばれているそうです。フランソワ1世に大変好まれたというお酒で、度数も高いことから、フランスでは、食後酒として飲まれているお酒です。

この日一行は、ベネディクティンの製造工場に見学に行ってきました。現在でも修道院の中で製造されているそうで、中は博物館になり、製造工程や、使用されているハーブの展示などもあり、ハーブの香りを嗅ぎながら、見学できたそうです。

見学の最後は、試飲もでき、アルコールが好きな生徒さんは、ご満足だったようです。
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フォワール・サン・ロマン(La Foire Saint Romain )- 巨大移動遊園地

blogderouen-frフランス語でフォワールというのは、市場、蚤の市、お祭りなど様々な意味があるのですが、ルーアンのフォワール・サン・ロマンというと、巨大移動遊園地のことを指します。

この移動遊園地は、毎年10月末から1か月間つづき、規模は、パリに続くフランスで2番目の大きさだそうです。

11世紀より形式を変えながら現在まで続いているこのお祭りですが(最初は、布や陶器などを露店で売ったり、家畜を売ったりしていたのが、舞台、演劇、パレード、ショーなどの見せるイベントとなり、それが少しずつ遊園地というテーマに変わってきたそうです)、

1983年よりセーヌ川沿いに2km近く続く遊園地ができていたのですが、数年前より、セーヌ川岸の改装工事に伴い、遊園地の場所を移動させたいルーアン市側と、移動したくない露店商人との交渉が上手くいかず、商人による大々的なデモ活動のあげく、結果として、去年はイベント自体を中止するという事態になってしまいました。今年の5月にようやく新居地での開催の交渉が成立し、今年は2年ぶりの開催となりました。

私も行ってきましたが、セーヌ川沿いでは、狭い川岸に長かったのが、今年は、広々とした空間での開催なので、以前のものよりもより大きく、アトラクションや露店も以前より多い印象を受けました。

ルーアンの市民もたくさん来場して、平日にも関わらず、大変賑わっていました。

ジェットコースターなどの絶叫系アトラクションから、幼児も楽しめるボートやカモ釣り(フランスは、金魚ではなく、プラスチックのカモを釣り景品をもらうのが幼児の定番の遊びです)などがあり、飲食系では、ハンバーガー、ケバブ、パニーニーなどの温かいファーストフードやレストラン(このイベントでは、店頭で直接焼いている、豚の丸焼きが有名です)お菓子系の露店(リンゴ飴、ドーナツ、チュロス、ギモーブ)もたくさんありました。

いろいろあり、ルーアン市民(大人)にとっては、賛否両論(というか苦い思い出)のあったこのイベントですが、子供や若者にとっては、雨の多いこの季節を乗り越える、大切なイベントとなることでしょう。

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